死母性の庭(1) 【ネタバレ】 感想 【母性なき母親の犠牲になる子供】

こんにちは! まんが大好きの美咲です!

今日は最近テレビ等で大変話題の

マンガ「死母性の庭」の

感想とネタバレをお送りしますね


瞭子は夫隆の目を盗んでは

我が子厚に虐待を繰り返していました。

 

きっかけは生まれて間もなく

厚が母乳を拒否したことで

今まで躓いたことがなかった瞭子は

一気に母親としての自信を失い

自分の中に当然あると思っていたはずの

母性が沸き上がってこないことに

気づきます。

 

その後

手伝ってくれていた

母親もいなくなり

ますます追い詰められた瞭子は

とうとう厚を憎むようになります。

 

イライラを当初は

飼い犬にぶつけていたものの

その飼い犬も逃げ出し

今は直接厚に当たる毎日を送っていました。

 

そんなある日

瞭子の仕事道具に

落書きした厚に腹を立て

浴槽に厚を沈めてしまい

厚が意識を失ってしまいました。

 

慌てて病院に運び込み

そこでようやく

瞭子が日常的に虐待していたことを

隆は知ります。

 

その日から

夫婦は厚に対して協力して

育児に取り組むことを約束し

厚と向き合い始めました。

 

隆にとっては

ほぼ初めて目の当たりにすることばかりで

瞭子と衝突しながらも

はじめはうまくいっていましたが

時間がたつにつれて

子供特有のわがままや

聞き分けのなさに

苛立ち始めてしまいます。

 

そして厚を責める隆を見て

ようやく自分がしてきたことを

客観的に見ることができ

厚がどんなに自分を頼って来ていたのか

自分が弱かったのかを

瞭子は悟ることができました。

 

育児に対して

女性が抱える責任は

出産後から一気に増え

それが世間では当たり前とされていますが

女性にとっても

育児は初めてのことで

うまくいかないことは

当然だと思います。

 

そして母性がある、なしも

個性があることなのに

知らず知らずのうちに

自分が母親失格だと

自分自身で追い込んで

しまうのかもしれません。

 

そして結果として

そのいらだちが子供に向かい

ネグレクトや虐待という形で

表れてしまうのだなぁと思います。

 

父親は

仕事の忙しさを理由に

育児をつい任せきりにしてしまいがちなので

この作品のように

一度協力して育児をしてみることは

夫婦にとっても

子供にとっても

とてもいことだと思いました。

 

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